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なぜ医学部なのか〜怠惰と学歴コンプレックス〜 [ブログ]

今まで自分自身全く医学部に興味がなかった…わけでもない。

と言うのも小学校の文集には、
将来なりたいものの欄に「医者」と記されている。

なぜなら生まれつき自分自身が病気だからである。

しかしそこまで深くは考えずに「医者」と書いていたのだろう。
ただなんとなく知っている身近な職業だからという理由だと思う。

だから正確には医学部などの言葉は知らなかったと思うし、
お医者さんにはどうすればなれるのかも分からなかっただろう。

そのためか、医者になりたいという気持ちが大きいものではなかったために、
そんなに一生懸命勉強することもなく地元の公立中学、公立高校を卒業した。

しかも高校生の時の文理選択で、化学、物理なんて意味が分からないから文系に行くという
典型的な流された文系である。
この時点で将来の夢は「医者」ということは完全に忘れ去られている。

正直今だに物理と化学は初学者からと言っても過言ではない。
高校時代には物理で人生初めての赤点を取ったからだ。

高校1年生の時にはただなんとなく、普通にしていれば地元の国公立大学に
入れるものだと思っていた。

しかしうちの地元の高校は進学校とは名ばかりで、偏差値は50代のいわゆる地元の公立高校だ。

普通にしていて国公立になんか入れるはずがない。
そんなことにも気づかないまま、結局どこも入ることができず
浪人生になった。

浪人生の4月にはとても壮大な夢を描く。
1年間勉強頑張ればどこの大学でも入れるような錯覚さえ覚える。
これはある意味間違いではないのかもしれない。
しかしそれは本気で「頑張れば」の話である。

結局かなり打ち込んで勉強することもなく、ただなんとなく予備校に通っているだけであった。
そして2浪目である。確かに徐々に学力は上がっていた。夏の時点で関関同立、マーチと呼ばれるところにはB判定までは取れるようになった。しかしなぜか勉強に身が入らなかった。

そこから失速してダラダラとなってしまった。
結局合格したのは、関西の某私立大学。僕自身その大学の名前はあまり知らなかったし(たまに問題集で名前を見る程度)関東の人なら多分知らないと思う。いわゆる3流私立大学だ。

本気になることができなかった。もっと本気になればよかったととても後悔した。
あとから気付いた(気付かされた)ことだが、本気でやって出来なかったら自分が傷つく。
だから無意識に手を抜いていたのだと思う。だから適当にやって、出来なくても
手を抜いていたから良い大学には入れなくても自分の中では「本気でやってないからなぁ〜」と
合理化しているのだ。

しかし今さらだがそんなことをしていては一生傷つくのである。
例えば、大学どこですか?という普通の会話でさえも
あまり言いたくはないので、一瞬ためらってしまう。
言ったとしても、そこまで大学に詳しくない人であれば知らない人が大半だ。

そこでかなりの学歴コンプレックスを抱えることになる。
仲良くなった友達にも2浪したことは隠していた。
お店などで年齢を書くときにも、友達には見られないように書いた。

成人式にも行かなかったし、地元の駅で中学校の同級生を見かけても
今何してるの?と聞かれるのがいやで、すぐに隠れた。

いまだに一緒に遊んだりする同級生は、せいぜい3人程度である。

もっと堂々と生きたい。胸を張って、自分はこういう人間だと自己紹介できるようになりたい。
現時点で25歳だが、まだ深い学歴コンプレックスがある。

今まで生い立ちを話してきて、お分かり頂けたと思うが、かなりの怠惰でダラダラした人間である。
でも25歳になって、就職して社会人2年目となるが、「本当にこのままでいいのか」という言葉が頭の中でグルグル回っていた。

結局なんの努力もせずに俺はこのままでいいのか。と。

今働いているのが病院の事務であるが、給料は少なめ。しかし職場の人間関係が良い人たちばかりなので持っているようなものである。

病院に勤めているのもあり、お医者さんていいなぁって思うようになった。
あるお医者さんと仲良くなり、誰にも言うことができなかった学歴コンプレックスの話を打ち明けた。

すると「医者の中にも、遅くから医者になった人はいくらでもいるし、なったらええやん!」と軽くいわれた。その時は冗談だったと思うが、自分の中で「俺はこのままでいいのか」という葛藤と「医者になったらええやん。」という新しい選択肢が急浮上してリンクした。

医者というとテレビドラマでは手術のシーンがメインで映されるが、その他にも医者の中にもたくさんある。

前々から興味があった脳の研究をしてみたいという気持ちや、自分の病気を治すための研究をしてみたいと考えるようになった。

そして現在久しぶりの受験勉強である。

かなり長くなったが、医学部を目指す経緯はこんな感じだ。

これからどうなっていくかわからない。
しかし「俺はこのままではいけない、俺はこのままでは終われない」という想いから今始まった。

「働きながらでも、医学部受験をし合格出来るのか」というリアルドラマを見届けていただきたい。



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タグ:学歴
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